展覧会 Special Exhibition
横浜ユーラシア文化館令和7年度企画展「モンゴルの遊牧文化」ユネスコ無形文化遺産登録記念
「ゲルと草原の物語―絵本原画と生活道具」
【期間】 |
2025年4月26日(土)~7月6日(日)
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【開館時間】 |
9:30~17:00(券売は16:30まで) |
【休館日】 |
毎週月曜日 ただし、5月5日(月・祝)と6月2日(月)は開館。5月7日(水)と6月3日(火)は休館。
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【会場】 |
横浜ユーラシア文化館3階企画展示室・2階常設展示室(一部) |
【観覧料】 |
一般 800円、小・中学生及び市内65歳以上 400円
・5月24日(土)・25日(日)はハマフェスY166、6月2日(月)は開港記念日のため観覧無料。
・本企画展の観覧券で2階常設展示室、4階横浜都市発展記念館もご覧いただけます。
・毎週土曜日は小学生・中学生・高校生は無料です。
・「身体障害者手帳」などをお持ちの方は無料です。入館の際に手帳をご提示ください。
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【主催】 |
横浜ユーラシア文化館(公益財団法人横浜市ふるさと歴史財団) |
【共催】 |
横浜市教育委員会 |
【特別協力】 |
バーサンスレン・ボロルマー、イチンノロブ・ガンバートル、国立民族学博物館 |
【協力】 |
公益社団法人日本モンゴル協会、石風社、福音館書店 |
【後援】 |
駐日モンゴル国大使館、朝日新聞横浜総局、神奈川新聞社、産経新聞社横浜総局、東京新聞横浜支局、毎日新聞社横浜支局、読売新聞横浜支局、FMヨコハマ、NHK横浜放送局、tvk
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【展示趣旨】 |
現在のモンゴルでは都市開発の進む首都のウランバートルで暮らすモンゴル人が増え、遊牧生活を営む家族は少なくなってきていますが、家畜とともに暮らし、自然に適応した伝統的な生活はSDGsの観点からも優れた生活様式と言われています。
日本においては、小学校2年生の国語の教科書で学ぶモンゴル民話「スーホの白い馬」やモンゴル人相撲力士の活躍で多くの人々がモンゴルに親しみと関心をいだいています。
本展では、日本で活躍するモンゴル人絵本作家バーサンスレン・ボロルマー氏とイチンノロブ・ガンバートル氏による絵本原画『トヤのひっこし』と『モンゴル大草原800年』とともに、そこに描かれているさまざまな生活道具を展示してモンゴルの遊牧生活とチンギス・ハーンの時代から現代に至るまでの歴史を紹介します。
2024年12月にモンゴルの遊牧文化がユネスコの無形文化遺産に登録されました。この機会に絵を読み解きながら草原に暮らす遊牧民の伝統的な暮らしと歴史に目を向けていただければ幸いです。
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【展示構成】 |
I 『ぼくのうちはゲル』ー草原の遊牧生活 II 『モンゴル大草原800年』―モンゴルの歴史 III 描かれたモンゴルの遊牧生活
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【見どころ】 |
①絵本『モンゴル大草原800年』『トヤのひっこし』色彩豊かな原画約20点を公開。
日本で絵本作家として活躍するボロルマーさんとガンバ―トルさん。ボロルマーさんが絵、ガンバートルさんが文章を担当して二人で絵本創作を行っています。特に『モンゴル大草原800年』は6年の歳月を費やして制作された絵本です。色鮮やかで緻密な描写、絵巻物のような構図を是非ご覧ください。

『モンゴル大草原800年』(ガンバートル 文 ボロルマー 絵 津田紀子 訳/福音館書店)より
②モンゴルの遊牧生活と800年の歴史を絵本と生活道具で読み解きます。
遊牧民は家畜とともに移動し、衣食住すべてにおいて家畜に依存して暮らしています。遊牧民の暮らしを様々な生活道具から紹介します。


左:嗅ぎ煙草入れ容器 国立民族学博物館蔵 モンゴルでは客人を迎えるために嗅ぎ煙草を使った挨拶の仕方があります。 右:牛糞籠 国立民族学博物館蔵 乾燥した牛糞は燃料になります。
チンギス・ハンから現代までの800年の歴史を紹介しつつ、その時代を象徴する資料を展示します。

左:鉄製冑 東京大学総合研究博物館所蔵 右:16世紀のモンゴル語仏典 当館蔵
③「モンゴルのブリューゲル」シャラヴの絵画作品を展示
シャラヴは、モンゴルが社会主義国家になる前の遊牧民の暮らしを絵に残しました。緻密な、そして風刺の効いた描写から「モンゴルのブリューゲル」と称されます。ボロルマーさんもシャラヴの画風に影響された現代の画家の一人です。

馬乳酒のまつり(模写) B. シャラヴ(1869-1939)作 1910年代 国立民族学博物館蔵 原資料はモンゴル国立ザナバザル記念美術館が所蔵
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【関連講座】 |
「現代のモンゴルを知る」
第1回 「現代モンゴル遊牧民の生活世界にあるモノ─利用をめぐる交渉術」
日 時:6月15日(日) 14:00~(1時間30分程度)受付は13:30~
講 師:堀田あゆみ(立命館大学サステイナビリティ学研究センター客員研究員)
会 場:横浜市開港記念会館1号室
参加費:800円
定 員:100人(事前申込) 締切: 5月26日(月)
第2回 「現代モンゴルにおける仏教実践と化身ラマ」
日 時:6月21日(土) 14:00~(1時間30分程度)受付は13:30~
講 師:島村一平(国立民族学博物館教授)
会 場:横浜市開港記念会館6号室
参加費:800円
定 員:100人(事前申込) 締切: 6月2日(月)
※申し込みはこちらからどうぞ。
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【イベント】 |
「ゲルに集まれ!」
5月10日(土) 参加費無料
チラシはこちら
①ゲルの組立・解体 9:30~16:00
当館中庭にモンゴルの移動式住居ゲルが登場します。
会場:当館中庭
ゲル解説:窪田新一(公益社団法人日本モンゴル協会理事長)
協力:公益社団法人日本モンゴル協会
②モンゴル絵本のお話し会 14:00~(45分程度)
ボロルマーさん、ガンバートルさんの絵本の読み聞かせをモンゴル語と日本語で行います。モンゴル語はお二人による読み聞かせです。
会場:情文プラザ(横浜情報文化センター1階)
座席:60席(事前申込・先着順)
協力:横浜市中図書館
※申し込みはこちらからどうぞ。
③モンゴルの民族衣装を着てみよう! 10:00~16:00
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【トークイベント】 |
「『モンゴル大草原800年』ができるまで」
ボロルマーさんとガンバートルさんから絵本の製作秘話と、お二人が幼い時に体験した遊牧生活や社会主義時代の生活についてお話しをうかがいます。
日時:5月11日(日)14:00~15:30
会 場:横浜市開港記念会館9号室
参加費:1,000円
定 員:60名(事前申込・先着順)
※申し込みはこちらからどうぞ。
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【ギャラリートーク】
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日 時:5月15日(木)、6月2日(月)、7日(土)、22日(日)、26日(木)、7月5日(土)
時 間:14:00~ (各回30分程度)
参加費:無料(企画展観覧券が必要)
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【ワークショップ】
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「モンゴルの民族衣装を着てみよう!」
4月26日(土)、27日(日)、29日(火・祝)、5月3日(土)、4日(日)、10日(土)、11日(日)、17日(土)
時間:10:00~16:00
*予定の変更および6月、7月の開催日につきましては当館ホームページでご確認ください。
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【関連展示】 |
實方剛(さねかた たけし)写真展「モンゴルの野生動物と遊牧民の暮らし」
日時:展示会期中
会場:1階ギャラリー、旧第1玄関
観覧料:無料
協力:(公財)横浜市緑の協会よこはま動物園ズーラシア
特別公開「江上波夫コレクションのモンゴル絵画」
日時:展示会期中
会場:2階常設展示室(一部)
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【チラシ】 |

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※新型コロナウイルス感染症の感染状況によっては、展示会期等を変更する場合がありますので、最新の情報は当館ホームページまたはお電話にてご確認下さい。
イヴェント Events
講座シリーズ「月イチ講座」
お申し込み不要。月に1回、土曜午後2時から。
気軽に聴けてためになる30分。
※当面の間、開催を中止いたします。
【受講料】 |
200円 ※当日は担当館の常設展示室を無料でご覧いただけます。 |
【定員】 |
30名 先着順 |
日程・詳細はこちら
横浜都ユ大道芸

題字 おろしぽんづ
横浜都市発展記念館・横浜ユーラシア文化館の中庭等で行う大道芸のパフォーマンス。開館祭などイヴェント時に開催しています。
過去の出演者紹介
これまでの特別展・企画展はこちら
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