ウクライナ支援緊急写真展の開催について

横浜とオデーサ(オデッサ)は、共に戦火による焦土の中から復興したこと、同じく国際港湾都市であることをご縁として、1965年に姉妹都市となりました。オデーサ市は、人口約108万人を擁するウクライナ南西部の港湾都市で、首都キーウ(キエフ)、ハリキウ(ハリコフ)に次ぐウクライナ第3の都市です。「黒海の真珠」とも呼ばれる街並みを誇り、世界屈指の観光地であり、ユーラシアの歴史ある街です。

現在のウクライナの状況は、世界に衝撃をあたえています。当館はウクライナ支援緊急企画として、オデーサの歴史・街・人びとを紹介する写真展を開催いたします。ロシアのウクライナ侵攻以前の写真には、美しい街とそこに暮らす人びとの生き生きとした姿がうつし出されています。一方、侵攻後の写真からは、緊張下にあるオデーサの街の表情が伝わってきます。

本写真展を通し、姉妹都市オデーサの人びとに思いをはせていただければ幸いです。本展開催期間中にいただいた募金と観覧料は、義援金として、ウクライナ避難民等に対する人道支援のために寄付いたします。本写真展の開催にあたり、在日本ウクライナ大使館、横浜市国際局、オレクサンドル・ギマノウ氏Oleksandr Gimanov、平山勝太郎氏、オレグ・クツキー氏Oleg Kutskiy、ミリューチン・ドミートリ氏Milyutin Dmitryの御協力を得ました。記して謝意を表します。

 

2022年4月

横浜ユーラシア文化館