粘土板を拡大し、楔形文字の翻字、和訳をご覧いただけます。
この「ガラスビュー」を使って粘土板文書を紹介するのは、日本はもとより外国の諸機関が公開するデータベースでも初めての試みです。
*この機能を使うと、デジタル画像の上に文字が表示できる。情報をガラスに刷って上から重ねたように見えるので、このような名称がつけられた。
模様のようにも見える楔形文字ですが、この「ガラスビュー」という機能を使うと、それぞれの文字に対応する翻字**が同時に表示されるようになっています。
**楔形文字の音をローマ字に置き換えたもの。その右下についている数字は、同じ音をもつ複数の文字(同音異字)を区別するためのもの。
表示した部分の和訳だけでなく専門用語の意味や解説も見ることができます。青文字を押すと、画面上に小さなウィンドウが現れ、用語を詳しく説明します。
さらに・・・
粘土板文書はビスケットのような小さな板ですが、古代オリエントの人々の営みを直接感じることができる貴重な資料です。展示室で直接ご覧いただくのはもちろん、このコンテンツをご利用いただき、楔形文字粘土板文書、メソポタミアの文化や経済にさらなるご興味、ご関心をお持ちいただければ幸いです。
※現在、ガラスビューで紹介している収蔵番号YMEAC-03-CT0056、YMEAC-03-CT0151の2点の粘土板文書は常設展示室で見ることができます。