収蔵資料

技
  がらすせいこうゆびん  Alabastron

ガラス

Glass

シリア

Syria

紀元前5~3世紀

5th-3rd century B.C.E.

高20.0 cm, 径5.5 cm

H. 20.0 cm, D. 5.5 cm

このようなガラス製の香油瓶は、紀元前6世紀から前1世紀ぐらいまで地中海地域で生産され、広く流通していました。
製作にはコア技法といわれる最古のガラス技法が使われていますが、形はその当時のギリシア陶器アラバストロンに似せています。胴部に施されたジグザグの文様はまるで流れているかのように見えます。これは、本体に巻きつけたガラスの紐をとがったもので上下にひっかくことで出来上がります。
瓶の中身は化粧用の香油がいれられ、左右に付いている耳の部分に穴があいているので紐を通して瓶を吊り下げていたと考えられています。
現代と同じように、昔の人も化粧道具にはきれいな容器を用いることを好んだようです。

Such core-formed vessels were produced in the Mediterranean area and were widely spread throughout the Roman Empire from the 6th to the 1st century B.C.E. This type of vessel derived from the shape of Greek ceramic (alabastron) and was probably used as a container of scented oil. The surface zigzag pattern was created by combing the molten glass threads in the desired direction. Perfume flasks with beautiful shape and decoration seem to have attracted the users since ancient times.