The Gateway of Ancient Egypt

収集家の見た悠久と神秘
ミイラマスクの写真 ウィンドウを閉じる
4月29日から8月14日まで

古代エジプトへの扉
菊川コレクション世界初公開
 菊川匡(きくがわただし)さんは、東京在住のビジネスマン。幼い頃から博物館めぐりが好きで、静かに考古学への関心を燃やしてきましたが、少年の日の夢を叶えるべく、5年前から古代エジプトの収集を始めたら、それが機縁でいろいろなエジプト学者と知り合い、見る間に多様な分野を網羅する一大コレクションが形成されました。それは「古代エジプトをもっと知りたい」という純真な探求意欲に支えられたもので、その結実がこのたびの展示公開です。
  菊川コレクションは、先史時代からピラミッド建設の古王国時代、そして中王国時代からツタンカーメンなどファラオの宮廷文化が華開いた新王国時代を経て、グレコ・ローマ期に及ぶエジプト史の全時期にわたります。出品総数300点余りで、そのあらゆる側面をたどるとともに、石彫、木彫、陶製品、ガラス工芸、パピルス、装身具、貴金属など、多様なジャンルで古代エジプトの日常と来世観を示し、最新の学問を踏まえて、歴史を語るのに要所を押さえた選定がなされています。今回は、それらが一挙に展観される貴重な機会です。
  ユニークな収集家の目を通して、古代エジプトがぐっと身近に感じられれば幸いです。
 This special exhibition introduces the ancient Egyptian collection of Mr.Tadashi Kikugawa, a businessman from Tokyo. He started collecting ancient Egyptian material five years ago, a natural development of his childhood love of museums and his keen interest in archaeology. Enthusiastic encounters with Egyptologists have further enriched his holdings to create this highly comprehensive and scholarly collection.
 The Kikugawa Collection covers the period from Predynastic to Greco-Roman, the time-span including the Old Kingdom represented by pyramids and the New Kingdom of dazzling royal culture of pharaohs like Tutankhamun.
 More than 300 carefully selected itemsムstone and wood carvings, pottery, glass, papyrus, amulets and jewelryムillustrate the ancient Egyptian culture, daily life of the people and their view of the afterlife.

【開催期間】
 2005.4.29[金・祝]11時から公開 8.14[日]まで
【開館時間】
 午前9時30分(4月29日は11時から公開)
 〜午後5時(入館は午後4時30分まで)
【休館日】
 毎週月曜日(祝日の場合はその翌日)
【入館料】
 500円(小・中学生250円)
 入館された方は、本企画展のほか横浜都市発展記念館を
 ごらんいただけます。
 障害者手帳、横浜市の長寿のしおり等をお持ちの方は、
 無料や減額制度がありますので、おたずねください。

Hours 9:30 a.m. - 5:00 p.m.
 (April 29 11:00 a.m. - 5:00 p.m.)
Close Monday (except 7/18) and 7/19
Admission Adults 500 yen Children 250 yen

主催◆横浜ユーラシア文化館
共催◆横浜市教育委員会 
後援◆朝日新聞横浜総局・NHK横浜放送局・神奈川新聞社
特別協力◆菊川 匡(菊川コレクション所蔵者)
協力◆岡山市立オリエント美術館・独立行政法人放射線医学総合研究所

※古代エジプトへの扉展は常設展示室も使用するため、開催期間中は常設展示はごらんいただけません。


© 2010 Yokohama Museum of EurAsian Cultures